宮崎県民謡  刈干し切唄    櫛野節謡  

刈干し切唄 歌詞

  此処の山の 刈干ゃすんだよ 明日は田んぼで エー 稲刈ろかよ

  最早日暮れじゃ 迫々(さこさこ)蔭(かげ)るよ 駒よいぬるぞ エー 馬草負えよ

  秋も済んだよ 田の畔(くろ)道をよ あれも嫁じゃろ エー 火が五ツよ

  雨もざんざ 霰(あられ)もざんざ 今朝の朝草 エー 刈りかねるよ

  雨か霰か 峠の茶屋でよ 別れ袂が エー 濡れかかるよ

  私しゃここの 深山の小笹よ 藤にまかれて エー 寝とござるよ

 

宮崎県北西端の西臼杵郡高千穂町から五ヶ瀬町へかけての山村で、晩秋になると山の斜面に密生した丈高い萱を刃渡り

一尺五寸ほどの大鎌で刈り取るときに歌われる労作歌。一名「萱刈節」。刈り取った萱はこれを天日に乾かし冬季間の秣用

にしたり、あるいは民家の屋根に茸く萱にするので”刈干切”の名がある。また大鎌を使用するため動作もおのずから緩慢

になり、唄の節回しもさびしく悠長なので、「日向追分」の異称もあるが、 東日本の追分節とはなんら関係がない。

曲節の方ではむしろ「南部牛追い唄」に近く、角音終止の旋律型を有する。 (雄山閣日本民謡大事典より)

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